Windows11の必要システム要件を満たしていないパソコン(インテル第6世代)のWindows11を手動で24H2にアップデートしてから様々な不具合が発生しましたが、クリーンインストールを行なったところすべて解決した話です。
第8世代以降じゃないと自動アップデートできない
ご存じだと思いますが、Windows11の必要システム要件はインテルの第8世代以降のCPUでなければいけません。
そして一度Windows11をインストールしたパソコンであっても大型アップデートの際は手動で行わなければいけません。(多分24H2から?)
今回第6世代CPUの載ったパソコンに24H2を手動でアップデートした際に本当に色々な問題が発生しました。
手動で24H2にしたら発生した問題
まずはどんな問題が発生したのか説明します。
スタートアップアプリの起動遅延
パソコン起動時に、設定してあるアプリを自動で起動する事ができますが、普通はOSの起動とほぼ変わらないタイミングでアプリも起動します。
しかし、24H2にしてからは5分前後の時間が掛かるようになりました。
アプリによってもまちまちで、ブラウザ関連は1分、一番遅かったGoogleドライブだと5分程度掛かりました。
シャットダウンに時間が掛かるようになった
PCの起動自体の速さは変わりませんでしたが、シャットダウンが極端に遅くなりました。
今までは数秒でシャットダウンできていたのが、1分以上掛かるようになりました。
VPNに繋ぐとCPU使用率が爆上がり
VPNに接続するとその瞬間からサービス ホスト (svchost.exe)のCPU使用率が急上昇し、全体で数分間のあいだCPU使用率が100%に張り付くようになりました。
また、ノートンVPNを使っていましたがノートンのCPU使用率も同様に急上昇しました。
別パソコンで同じ環境を作り試しましたが問題なかったのでノートンの問題ではないかと思います。
ちなみにノートン以外のVPNでも同様にCPU使用率が爆上がりしました。
Chromeを起動するとノートンCPU使用率が上昇
複数のブラウザ(Chrome/Edge/Opera/Brave/Firefox)で確認しましたが、どういう訳かChromeの時だけノートンのCPU使用率が上昇してしまいました。(Chrome自体のCPU使用率は正常)
また、この現象が発生するのは手動で.exeファイルを開いた時だけで、batファイルやタスクスケジューラから起動した場合は全く問題ありませんでした。
クリーンインストールで全て解決した
結果として問題が発生してから1ヵ月後にCPU交換を行なう事になったので、そのタイミングでクリーンインストールを行なったところこれらの症状は発生しなくなりました。
クリーンインストールで解決したこと、他のPCでは発生しなかった事を考えると24H2自体に何か問題があるというより24H2に手動アップデートした際に何かがおかしくなったと考えるほうが自然な気がします。
この問題が発生した際に幾つか問題の候補がありました。
- 24H2
- ノートン
- SSDの劣化
ノートンを疑った理由は、2024年の10月か11月あたりに大型アップデートがあったからです。
ですが前途の通り、他のパソコンで問題が無かった・クリーンインストール後問題が無いことを考えると違うと思います。
SSDに関しては既に使用から6年以上が経過しており、CrystalDiskinfoの健康状態が66%まで低下していた事もあり疑っていました。
実は今回クリーンインストールをするにあたってSSDを新品に交換しました。
ですので、SSDが原因だったのかそうではなかったのか現時点では分かりません。
後日そのSSDにWindows11 24H2をクリーンインストールして確認してみる予定です。
ちなみに24H2にして不具合を確認してから再度上書きアップデートしてみましたがほぼ変わりませんでした。(Chrome起動時のノートンCPU使用率の高い状態が1分から30秒に短縮しました)
今後の大型アップデートが少し不安
今回の不具合の原因がはっきり分かっていませんが、手動によるアップデートが原因だとすると今後が少し心配ですね。
他のPCでは問題が起きなかったですけど次回からは少しでも問題が発生したら10日以内にダウングレードしようと思います。
ダウングレード可能な10日が過ぎてから問題が発生する可能性もあるので一応システムイメージも作成しておこうかと思っています。
今回みたいにクリーンインストールでも良いのですが、手動で元の環境に戻すのに丸一日掛かったので今年・来年の大型アップデートくらいまではシステムイメージを作ろうかなと考えています。
次の大型アップデート時にまた記事を書こうと思います。