Windows11のGoogle Chromeを起動するとセキュリティソフトnorton(ノートン)のCPU使用率が上がる

パソコンとインターネット

セキュリティソフトnorton(ノートン)が2024年後半に大型アップデートを行ないましたが、それ以降Google Chromeを起動するとノートンのCPU使用率が上がってしまう現象が当方の環境で起きています。

 

どういう状態か?

Google Chrome以外のブラウザを使用した場合、ノートンのCPU/メモリ使用率はほぼ変わりません。(起動時に若干上がる程度)

しかしGoogle Chromeの場合は起動時にノートンのCPU使用率が上昇してしまいます。

全部で5つのブラウザで試しましたが何度やってもChromeだけこのような現象が起きてしまいます。

 

起動した直後にCPU使用率が上がる

この現象はChromeを起動した直後にだけ起こります。

下の画像は各ブラウザを起動した直後(2~3秒後)のタスクマネージャーになります。

Google Chrome

 

Microsoft Edge

 

Opera

 

Brave

 

Firefox

 

Google ChromeだけCPU使用率が上がっているのが分かると思います。

この状態が50秒~1分程度続いてから数パーセントまで落ちてきます。

Google Chromeの画像はGoogle Chrome自体も27.6%まで上がっていますが数秒で数%まで下がってくるのでノートンのCPU使用率だけが1分前後の間、高い数値のままという事になります。

Chrome以外の場合のノートンCPU使用率は一瞬高くても10%程度まで上がりますが数秒で3%前後まで下がります。

 

大きな負荷を掛けた場合はもっと酷かった

Chrome起動直後に1分程度ノートンのCPU使用率が上昇した後、落ち着いた状態でChromeに大きな負荷を掛けるとそれに比例するようにノートンのCPU/メモリ使用率が上昇していました。

ただ現在はその現象は確認出来なくなったので改善されたものと思います。

ChromeのCPU/メモリ使用率が上昇してもノートンの数字は全く動かなくなりました。

 

別パソコンで試したらこの現象起きず

試しに普段使っていない予備のパソコンで同様の現象が起きるかやってみたところ、この現象は見られませんでした。

ですのでノートン×Chromeで必ず発生する現象では無いと思います。

メインで使用しているパソコンと予備のパソコンに違いがあるとしたら、Chromeのプロファイル数くらいだと思います。

メインの方はプロファイルが10個以上設定してあるのに対して予備の方は1つしかプロファイルが入っていません。

もしかするとこの差なのかもしれませんが、メインPCのBraveにもChrome同様にプロファイルが10個以上入っていまずがこの現象は発生していません。

何かしら原因があると思いますが現時点では分かりません。

Chrome以外のブラウザでは起きないのでパソコン自体の故障等は考えづらいかと思います。

 

Chrome起動時のノートンCPU使用率上昇を防ぐ方法

色々試している内にChrome起動直後のノートンCPU使用率の上昇を防ぐ方法が見つかりました。

防ぐ方法と言うよりCPU使用率が上昇するケースと上昇しないケースがある事が分かりました。

当方が確認したのは以下になります。

 

ノートンのCPU使用率が上昇するパターン

  • デスクトップ上にあるChromeのショートカットアイコンから起動
  • タスクバーにピン留めしているChromeのショートカットアイコンから起動
  • スタートメニューにピン留めしているChromeのショートカットアイコンから起動
  • C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exeから起動

ノートンのCPU使用率が上昇しないパターン

  • バッチファイル(batファイル)からChromeを起動
  • タスクスケジューラからChromeを起動
  • PC起動時のスタートアップからChromeを起動

 

ノートンのCPU使用率が上昇するケースとしないケースは結構分かりやすいですよね。

手動でアイコン(.exeファイル)から起動する場合は確実にノートンのCPU使用率が上昇します。

ただ、別パソコンではこの現象を確認出来なかったので、この現象が発生する人(PC)と発生しない人(PC)がいるものと思われます。

ノートンのCPU使用率が上昇すると言っても私の環境の場合は1分程度で終わるので1分待てばパソコンが重いという事も無くなるのでそれほど気にしていません。

ただ、中には起動した直後から快適に使用したいという方もいるかもしれません。

そういった場合は、バッチファイルから起動するというのが一番良い方法ではないかと思います。(タスクスケジューラとスタートアップからの起動はいつでも出来る訳では無いので頻繁にChromeを起動させるのは不向き)

Chrome起動用のバッチファイルを作って、デスクトップやタスクバーまたはスタートメニューにピン留めしておけばChromeのアイコンをクリックしてChromeを起動させるのと同じ手間で済みます。

バッチファイルの作り方が分からない方の為に簡単に手順を説明します。

バッチファイルの作成手順

任意の場所でメモ帳を作成

まずデスクトップ上でもどこでも良いのでメモ帳を作成します。

「新規 テキスト ドキュメント.txt」という名前で作成される筈です。

名前はそのままにして作成したメモ帳を開きます。

開いたら以下をコピペして保存します。

@echo off
start "" "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe"
exit /b

プロファイル名(番号)を指定する場合は以下のように記述します。

@echo off
start "" "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --profile-directory="Profile 2"
exit /b

更にChrome起動時に開くページを指定する事も出来ます。

@echo off
start "" "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --profile-directory="Profile 2" "www.yahoo.co.jp"
exit /b

 

メモ帳の拡張子をバッチファイルに変更する

「新規 テキスト ドキュメント.txt」という名前を拡張子含めて変更します。

「.txt」の部分を「.bat」に変更し「新規 テキスト ドキュメント」の部分はお好きな文字列で変更して下さい。

変更すると下の画像のようなアイコンに変わる筈です。(chrome.batという名前にしました)

 

このアイコンをクリックするだけでChromeが起動します。

 

タスクバーにピン留めする方法

デスクトップ上のアイコンから起動させる場合は必要ありませんが、タスクバーにピン留めして使用したい場合もあるかと思いますので簡単に手順を説明します。

まず作成したバッチファイルのショートカットを作成します。

作成したショートカットを右クリックし「プロパティ」を開きます。

プロパティを開くと「リンク先(T):」という項目があると思いますが、先頭に「cmd.exe /c 」を挿入し「OK」を押します。(/cの後ろに半角スペース入ります

 

「OK」を押すとアイコンが以下のように変わっている筈です。

 

次にこのアイコンを右クリックし一番下の「その他のオプションを確認」を開き「タスクバーにピン留めする」を選択します。

 

これでタスクバーにピン留めされる筈です。

 

スタートメニューにピン留めする方法

タスクバーへのピン留め同様に作成したバッチファイルのショートカットを作成します。(既にタスクバーへのピン留めでショートカットを作成した場合は必要ありません)

作成したショートカットを右クリックし「プロパティ」を開きます。

プロパティを開くと「リンク先(T):」という項目があると思いますが、先頭に「cmd.exe /c 」を挿入「OK」を押します。(/cの後ろに半角スペース入ります

 

「OK」を押すとアイコンが以下のように変わっている筈です。

 

次にこのアイコンを右クリックし「スタートにピン留めする」を選択します。

 

これでスタートメニューにピン留めされている筈です。

稀に一度PCを再起動しないと表示されない場合があるのでもし表示されない場合は再起動してみて下さい。

 

おま環なのか?

当方所有のパソコン2台で確認したところ、1台でこの現象が発生し、もう1台では全く発生しませんでした。

もしかするとこの現象が発生しているパソコンに何か問題があるのかもしれませんが、バッチファイルやタスクスケジューラから起動するとこの現象が起きないというのが良く分からないですね。

  • クリーンインストールする
  • Chromeを再インストールする

この辺を行なえば改善するかもしれませんが、プロファイルの数が多い為、同じ環境に戻すのが面倒なので今回はこのまま使用します。

今のところ、ノートンのCPU使用率が上昇するのはChrome起動後の1分間だけですし、気になる場合はバッチファイルから起動するので特に問題は無いと思います。

ただ、Chrome以外のブラウザでは発生しないですし、直接手動で起動する時だけ発生するので何が理由なのかは知りたかったですね。

ノートン側に何か問題がある場合はそのうち改善してくれるかもしれませんし、もし状況が変わったら本ページ内に追記したいと思います。

 

楽天市場店で実質半額近くで買える時がある

私はもう10年以上前からノートンを使用していますが、いつもノートン360プレミアム5台3年版を購入しています。

定価で購入すると大体16,000円ほどですが、ノートン楽天市場店では年に何回かポイント50%還元されるセールのようなものが開催されます。

その時に購入すれば実質ほぼ半額で買えます。

ほぼという表現なのは税抜き価格の50%還元だからです。

今年更新年でしたが、つい先日このキャンペーンで5台3年版を購入しました。

今回はポイント50%還元の他に2,000円クーポンを配布していたので3年前よりも安く購入出来ました。(3年前もポイント50%還元で購入)

今後もこのポイント50%還元セールを行なうという保証はありませんが、少なくとも2022年と2025年には開催されて私は購入しています。

開催される月ですが、2022年と2025年の私が確認していた時に限りますが、2022年は1月と4月に確認、2025年は1月に確認しています。(この記事を書いているのは2025年2月)

自分が更新する年の数ヵ月前からしか確認していませんが、毎年やっているとは思います。

ちなみに2022年の4月の時は20日~GW前(28日?)辺りだった記憶があります。

2025年1月も20日~26日辺りでした。

サンプルは少ないですが、この法則で行くと「1/4/7/10月」の「20日~28日」あたりに開催される可能性があるかなと思います。(7月10月は自分で確かめてないのでただの予測です)

ノートンの更新が近い方、新規でノートンを使いたいという方は是非norton楽天市場店をチェックしてみて下さいね!

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