Microsoft EdgeでYahoo!関連サービス(メール/オークションなど)のパスワード自動入力が機能しない

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2025年2月現在、Microsoft EdgeでYahoo!関連サービス(メール/オークションなど)のパスワード自動入力が機能しない問題が起きているようです。

 

どういう状況になっているか

パスワードの自動入力を設定している場合、通常はYahoo!関連サービスのログインページを開くと下記のように「携帯電話番号/メールアドレス/ID」の項目に設定済みのものが自動入力されます。(この画面はGoogle Chrome)

 

しかしMicrosoft Edgeの場合は、パスワード登録していても自動で入力されませんし、ボックス内をクリックしても候補一覧すら出てきません。

 

そして、Google Chromeの場合はそのまま「次へ」を押すと次の画面でそのIDのパスワードが自動で入力されて「ログイン」ボタンを押すだけでログインが可能になります。

 

しかしMicrosoft Edgeの場合は、パスワード欄が空欄で表示されボックス内をクリックする事でようやくパスワード候補一覧が表示されます。

 

このようにGoogle Chromeの場合は2クリックでログイン出来るのに対して、Microsoft EdgeはIDなどを手動で入力しないといけない上にパスワード呼び出すのに2回も多くクリックしなければいけません。

 

パスワード登録自体できない?

通常、手動でIDとパスワードを入力すると最後に「パスワードを保存」するかどうかの画面が表示されますが、Yahoo!関連サービスの場合はこの画面が表示されずパスワードの登録自体ができません。

 

ではEdgeではYahoo!のパスワードを保存できないのかと言うと他の方法で可能です。

EdgeでYahoo!のパスワードを登録する手順

ブラウザ右上に「・・・」とあるのでクリックし下部にある「設定」を開きます。

 

設定画面に「Microsoft ウォレット」という項目があると思いますが、その中の「パスワード」を開きます。

 

パスワードページ右上に「+追加」とあるのでクリックします。

 

「+追加」をクリックするとパスワード追加画面が開くので必要情報を入力していきます。

 

「Web サイトの URL」は以下のどちらかで良いと思います。

  1. https://yahoo.co.jp/
  2. https://login.yahoo.co.jp/config/

実際のログインページのURLを入力してみると2のconfig/の後ろが削除されて登録されました。

恐らく1のYahoo!トップページのURLでも大丈夫だと思いますが、実際に自身の環境で試してみてください。

これでようやくパスワード呼び出す事ができるようになります。

但し、前途のようにIDは完全に手動入力で、パスワードもボックス内をクリックする事でようやく呼び出す事ができます。

 

Yahoo!のIDは必ず手動入力しないといけないのか?

パスワードに関しては余分に2クリック必要ではありますが、少なくともパスワードを暗記しておく必要はありません。

しかしIDの部分はこの状態だと完全に手動で入力しなければいけません。

一つのIDしか使わない方はログイン状態を保持しておけば何ら困る事はありませんが、複数のIDを使い分けている方はIDを頭の中に記憶しておくかどこかにメモしておかなければいけませんよね。

それは余りにも効率が悪いと思います。

この部分をどうにか自動(半自動)にできないかと色々調べたところ一つありました。

「基本情報の保存と入力」と言う機能を使います。

使い方は後ほど説明しますが、先にどのようになるのかを簡単に。

見えづらいかもしれませんが、ID入力画面をクリックすると「保存された情報」が表示され、登録してある(一度入力済みの)IDが表示されます。

 

これを選択すればIDを手動で入力する手間が省けます。

ちなみにこれは先ほどのパスワード登録とは別の機能になります。

「基本情報の保存と入力」の使い方

ブラウザ右上に「・・・」とあるのでクリックし下部にある「設定」を開きます。

 

設定画面に「Microsoft ウォレット」という項目があると思いますが、その中の「個人情報」を開きます。

 

個人情報ページ右上に「設定」とあるのでクリックします。

 

設定ページを開いたら「基本情報の保存と入力」にチェックが入っているか確認して下さい。(入っていない場合はチェックを入れます)

 

これで準備完了です。

Yahoo!のログインページで手動でIDを入力し普通にログインします。

その後もう一度ログインページを開いてIDのボックス内をクリックしてみてください。

今手動で入力したIDが保存された情報として表示される筈です。

 

閲覧データを削除する際に注意が必要

「保存された情報」はパスワード登録とは関係のない機能なので閲覧履歴の削除時に一緒に消してしまう可能性があります。

下の画像は閲覧データの削除画面ですが、ここにある「オートフィルフォームデータ」のチェックを外さないと保存された情報も一緒に削除されてしまいます。

 

この画面の開き方を説明しますね。

ブラウザ右上に「・・・」とあるのでクリックし下部にある「設定」を開きます。

 

設定ページ左メニューに「プライバシー、検索、サービス」とあるので開きます。

 

「閲覧データを削除する」という項目を見付けます。

ここにある「今すぐ閲覧データをクリア」「ブラウザーを閉じるたびにクリアするデータを選択する」からチェックを外しますが両方とも設定(確認)が必要です。

 

それぞれ下記画像のように「オートフィル フォーム データ (フォームやカードを含む)」のチェックを外します。

 

今すぐ閲覧データをクリア

 

ブラウザーを閉じるたびにクリアするデータを選択する

 

これで保存された情報が維持されるようになります。

 

複数のYahoo!IDを使い分けるなら他のブラウザを使用した方が・・

先ほど説明した「保存された情報」は、当然ながらYahoo!だけでなく他サイトの入力ボックスに入力した情報も全て保存されてしまいますのでハッキリ言って使い勝手は良くないと思います。

どうにかYahoo!IDを保存/呼び出し出来る方法はないかと探しただけなのでおススメはしません。

もしかしたら拡張機能を探せば何か良い物があるかもしれませんが、今回そこまではしませんでした。

他のChrome系ブラウザは普通にYahoo!のパスワード自動入力が行えます。

私が確認しただけで、Google Chrome、Brave、Operaは問題ありませんでした。

ですので、仮に良い拡張機能があったとしても他のブラウザを使用すれば解決する話だと思います。

どうしてもEdgeを使わなければいけない理由があるのでしたら「保存された情報」を使えばどうにかなりますし、Edgeでなくても良いなら他のブラウザを使いましょう。

今回私はメインのブラウザをEdgeに変えようと思っていましたが、この部分が使いづら過ぎる為使用を断念しました。

この部分以外は全て良かったので残念です。

ただ、今後改善する可能性もあるのでもし改善されたらEdgeの使用を再考したいと思います。

 

 

 

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